【CLIP STUDIO】 差分込みのレイヤー構成テクニックまとめ 前編

CLIPSTUDIO
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こんにちは、ぼっちです。

今回はCGのレイヤー構成を整頓したので、その時の記録をまとめます。

こんなレイヤー構成になっていないでしょうか

まずはこの画像を見てください。

左側は大変なことになってるのでトリミングしました

制作中のゲームCGのレイヤー構成です。わ~色んなレイヤーが並んで……

並んで……

多すぎる!!

キャラが何十人もいる大作とかでなく、普通にキャラ2人+背景の絵のはずが、ズラリとレイヤーが並んでいます。

レイヤー枚数を数えたところ、なんと368枚でした。

CG作業が初めてなので差分を意識せず好きに描いた後、差分ごとに対象のレイヤーを全て丸ごとコピーしたためこんな枚数まで膨れ上がってしまいました。

とにかく時間がない、と焦りながら差分作ってたのでこんな事態に……。

その結果対象のレイヤーを探すのにも一苦労、差分表示に数分かかるなど弊害出まくりでした。

彩色担当の方が見たら発狂したくなること必至かと思いますが、むしろそんな方が今ここを見ているなら本気でアドバイスください

とはいえ素人のうえアドバイスをくれる人もいないので、自力でなんとか改善しようと奮起しました。

ちなみに普段作業する環境はiPadですが、レイヤー名の変更や移動はさすがにPCの方がやりやすいので、クラウド経由で持ってきてPCで改善作業してます。

①原因を探る

まず、なぜこのようなレイヤー構成になってしまったかを改めて考察します。

このCGのレイヤー構成はざっくり書くと、上から順に

  • (画面全体に対する)光
  • 手前の人物の線画
  • 手前の人物の塗り
  • 下の人物に対する手前の人物の影
  • 下の人物の線画(顔以外)
  • 下の人物の表情差分
  • 下の人物の塗り
  • 背景に対する人物の影
  • 背景

という構成になっています。

しかし、この構成はCGを描いている方ならすぐに気づく大きな間違いがあります。

まず差分の発生するCGのレイヤー構成は、パーツごとに分けるべきです。

線画と塗りで分けてしまうと、差分を変えるたびに線画と塗りフォルダそれぞれの中から対象のポーズを探す作業が生じるからです(実際それがすごい手間だった)。

なぜ修正しなかったかは後述するとして、レイヤー構成がごちゃごちゃになる大きな原因の1つ目は「差分をパーツ別にしていない」です。

また、表情差分の作り方も大きく間違えていました。

なんと表情ごとに顔の全パーツをコピーしています。

表情数が少ないならそのやり方でも問題ないのですが、このCGは表情差分だけで8つあるので、どう考えても顔パーツごとに分けるべきでした。表情フォルダだけで100レイヤーくらいあります。

2つ目の原因は、「不要なパーツまで全コピーしている」ことでした。

逆になぜか、ポーズ差分はマスク機能のオン/オフで対応しようとしています。

その結果3つ目のポーズ差分が必要になった時詰みました。レイヤーマスクを差分に使うのは差分管理の点からも絶対にやめた方がいいです(誰もやらないと思う)。

3つ目の原因は「マスク機能で差分を作ろうとした」です。

他にも途中で塗りを変えたせいで影レイヤーが異常に多かったり、片っ端からとりあえずレイヤーを増やしているので新規レイヤーの番号が100番台になってしまったりと大変なことになっていました。

大体の原因は判明したので、ここからレイヤー構成にメスを入れていきます。

②ツール設定を見直す

まず、レイヤーがごちゃごちゃする原因になりそうなソフトウェア設定を改善していきます。

1.レイヤーをコピーした時のデフォルトネームを変える

クリスタでレイヤーをコピーすると、「○○のコピー」という名前になると思います。

さらにそれをコピーすると「○○のコピーのコピー」、それをコピーすると「○○のコピーのコピーのコピー」……とコピーが無限にコピーされていきます。

実はこれ、クリスタのツール設定で変えられるんです。

ファイル>環境設定>レイヤーコマで複製時のレイヤー名を変更できます。〜2を選ぶと、文字数が減ってすっきりします。

2.レイヤーを2ペインで表示する

今回はキャラが2人いるので、差分によっては上になる人物をオンオフしたりして切り替えないといけません。

でも、間にあるレイヤーフォルダが開いてたりするとスクロールにめっちゃ時間かかるんですよね。

上で光レイヤーオフにした後下の影レイヤー調整して……みたいな時はほんとに地獄。「自分が今どこにいるのかわからない」というセリフ、ローグライクRPGかクリスタ作業くらいでしか使わないですね。

これもレイヤーを2ペイン(レイヤー表示を2つに増やす)で表示することで、ある程度は改善できます。

まず、オンオフしやすいようにレイヤーパレットの左上メニューを開き、「コマンドバーをリストの下に配置」を選択して、コマンドバーを上に持っていきます。

するとコマンドバーの一番左に菱形が重なったボタンが表示されます。私は最初「なんだこの菱餅みたいなボタン……」とスルーしていたのですが、これをクリックするとレイヤー構成が2ペインで表示されるようになります!

下のペインはエクセルの列固定みたいに最上部を固定できれば使いやすいのですが、そうではないので手動で適切な位置に調整して並べましょう。

iPadは特にフォルダのスクロールバーがやたら小さいので、レイヤー数が多いとスクロール失敗してフォルダが移動しちゃったりして地味にストレスなんですよね……!2つのものにまがたる作業の時は2ペイン表示がおすすめです。

③消せるレイヤーは消す

余分なレイヤーはファイルサイズを増大させる原因になりがちです。

「完成したCG」に不要なレイヤーはなるべく消しましょう。

私の場合、最終的なCG書き出し時も下書き用レイヤーががっつり残していました。

下書きを残した方がいいこともあるのでしょうが、今回は線画を直す予定はなく、さらに下書きにクリスタのデッサン人形の3Dレイヤーまで残っているので、さっくり消すことにしました(最初に作った部分なので、コピーの山が並んでるのは仕方ないです)。

といってももちろん完全に消去するわけではなく、切り取りで新しいファイルに移して、ローカルにバックアップ保存しておきます。ポーズ直したりする時は一時的に戻して描きなおしたりするかも?

それからレイヤー数が膨れ上がった時あるあるなんですけど、「このレイヤーなんだ……?」って謎のレイヤーが挟まっていることがあります。

そういう時はレイヤーペインの目玉部分を選択しながら「Alt」キーをクリックすると対象のレイヤーだけ表示できます

何のレイヤーかチェックしたうえで、問題ないレイヤーだったらどんどん消しましょう。

レイヤー作った後存在を忘れてまっしろなまま残っているレイヤーが結構あったので、この方法でいくつか不要なレイヤーを除去しました。


今回はここまでになります。

本記事を書く際には「現場で役立つCLIP STUDIO PAINT PRO/EX時短テクニック」を参考にしております。

クリスタの知らなかったテクニックがたくさん書かれてとても参考になったので、クリスタ使いは一度読んでおくことをお勧めします。

本記事は全2回の1回目です。続きはこちら↓

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